スペイン語の新試験SIELEにいま注目するべき理由

近年までは世界でも通用するスペイン語の試験といえばDELEが代表的でした。しかし2016年に試験的に開始されたSIELEServicio Internacional de Evaluación de la Lengua Española)という試験が最近ではいろいろな国で受験できるようになり、信頼性とともに知名度も上がってきているような気がします。2018年からは東京でも受験できるようになっており、今回SIELEの必要性を自分なりに少し考えてみました。

スペイン語の求人で求められるDELEのレベルについて思うこと

DELEは一度合格すると永久的に有効な資格となります。私は現在のところB1を取得済なんですが、B2の壁は私にとってはなかなか高く、最近ではスペイン語の勉強もほとんどしていなかったので、正直なところB1のレベルすらすでに過去のものとなってきているのではないかと思っています。

スペイン語を使う仕事の求人を眺めていると、求められるスペイン語力はDELEのレベルを基準にしているものが大多数です。そこにもし私のように「B1持ってまーす。でもウン年前に取ったものなので、今は実力が伴ってないかも・・・」なんてペーパー資格状態になっている人が応募してきたら?

もちろん面接でスペイン語力をチェックしたりするだろうし、応募する方もレベルを自己判断していると思います。しかしそうなると条件に書かれているDELEのレベルって何?って話になってしまいますよね。

多様化されている今の世の中、SIELEを受ける価値はあり?

SIELEは資格の有効期限が2年であったり、合否判定ではなくスコア評価であることなどがDELEとは大きく違っています。申し込みの手続きや受験などもデジタル化されてパソコンを使用。結果が出るのも最大3週間後とDELEの3ヶ月に比べたらだいぶ早いです。

なのでちょっと自分のスペイン語力を証明したいときに必要な資格としてDELEよりは柔軟なステップで受験でき、かつアップデートされた実力であることが証明できるわけです。

企業側が求めているレベルがDELEのB1だったとして「同じB1でも私が持っているのはSIELEの方です」とスコアと一緒にアピールした方が企業側の心も動くのではないかと。ただし有効なのは企業側がSIELEの存在と価値を知っていたらの話になってしまいますが。

今の世の中はものすごい勢いで変化してます。だから今まだDELEを判断基準にしているのが主流という求人市場の中で、あえてSIELEのレベルでアピールすることは、むしろ一歩先を行っている人間であるというアピールにもなると思うのです。SIELEが先をいっているとかではなく、新しいことにどんどん注目している人間であるという意味でです。

そんなことをしている間にも、あっという間にスペイン語力の判断基準はSIELEの方が主流になる時代がやってくるかもしれません。

SIELEの問題点にあたると感じたこと

なんだかSIELE受検をごりごりとおすすめするようなことを書いてしまいましたが、そんな私はSIELE受けたのかって話ですよね。この記事を書いている時点ではまだ受けてはいませんが、すでに試験を予約済みです。

まだ申し込んだだけの段階ですが、SIELEについて少し問題点にあたるなと感じたことはあったので、以下まとめてみました。

  • 現在、日本で受験できる会場は東京のみ

現在のところは東京のセルバンテス文化センターのみですが、いずれ会場がどんどん増えていくのではないかと思ってます。

  • 日本だと受験料が165ユーロとちょっと高め

この受験料は「読む、聞く、書く、話す」の4技能全て受験の場合。国によっては145、155ユーロで受験できるようですが、そのために外国まで行ってたら余計にお金がかかってしまうので、日本で受験するのならこの165ユーロは仕方ないですね。技能別に選択して受験することも可能で、その場合は受験料ももう少し下がります。

  • SIELEにはC2のレベルがない

C2レベルって私からするとネイティブの人でも難しいんじゃないかと思うほどのハイレベルなイメージなんですが、それでもやはり受験する人もいるわけで。C2を目指すかたはDELEで受験するしかないようです。

  • まだ開始されて間もない試験なので対策法がよくわからない

過去問やSIELE対策本といったものがまだあまり世に出回ってないようです。いちおうSIELEのホームページでは対策として試験モデルなどを提供しているようですが、こちらは有料で50ユーロ(4技能全て)。お高いです・・・。

初めて受験する人に向けてのちょっとした対策本を見つけたので別の記事で紹介しようと思います。

スペイン語のスキルはビジネスになる

スペイン語の需要は今じわじわと広まってきていると思います。日本では街中を歩いているとスペイン語で会話している人たちとすれ違うことも多くなりました。2020年の東京オリンピックの時期に向けてもっと増えることでしょう。また、最近ではレゲトン音楽のブームなどでスペイン語のカルチャーも世界で注目されてきていたり、日本でもラテン関連のイベントが続々と登場しています。

こういった流れに伴ってスペイン語のスキルをビジネスに変えたりできるチャンスは今後間違いなく増えると思います。新しいことにどんどんチャレンジしながら今の時代を楽しんで生きていきたいですね。

試験を受けた後にまた感想を報告しようと思います。

SIELE公式ホームページ(スペイン語)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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