スペイン語試験SIELEを東京で初受験、感想や失敗談・対策法まとめ

スペイン語の試験SIELEを初めて受験しました。事前準備が足りず、すべてデジタル化された慣れない方法に試験中あたふたすること多発。この記事ではSIELE初受験で起こった失敗談や感想などを書いてみようと思います。今後受験するかたの参考にもなりますように。

受験概要を簡単に

SIELEを日本でも受験できるようになったのは2018年からだそうです。現在のところ(2018年9月現在)日本の受験会場は東京のセルバンテス文化センターのみです。試験の日程はだいたい週1ペースでコンスタントにある感じでした。会場がたくさんあるスペインなどでは、ほぼ毎日のようにどこかしらで受験ができるようなので、日本もいずれそうなるのかもしれませんね。

そして日本では「読む・聞く・書く・話す」の4技能がセットになったSIELE Grobalを受験する場合、受験料が165ユーロかかります。

試験当日の流れ

当日は試験が始まる15分前までに会場に着くように案内がありました。その15分間にSIELEのマイページにアクセスしたりしてテストに備えます。パスワードを忘れてしまったら面倒なことになると思いますので気をつけましょう。ちなみにマイページなるもののログインは、SIELEを申込する際にアカウントを取りその時に与えられたパスワードを使用しました。

あとは試験スケジュールなどを眺めながら開始を待つのみですが、スタッフのかたがいるうちにアクセントやñ(エニェ)などのキーボードの打ちかたやその他わからないことなど、自分から聞いておかないと説明がないかもしれません。

時間になったら各自テストをはじめ、途中の15分休憩をふくめ、終わるまですべて各自で行動でした。

読解(COMPRENSIÓN DE LECTURA・60分)

私にとっては嵐の前の静けさ的な…。いちばん落ち着いてできたテストでした。回答はすべて選択式です。なので難しくなってきて万一解けなくなってきても適当に選んでしまったって正解する可能性はあります。実力ではなくなってしまいますけど・・・ね。あまりじっくりと読み過ぎていると時間が足りなくなってしまうので気をつけましょう。

聴解(COMPRENSIÓN AUDITIVA・55分)

読解試験が終わったら、休憩もなく聴解試験に進みます。ヘッドフォンをセットして確認用に音声が流れ、問題なければそのままスタート。

音声はすべての問題で2回ずつ聞くことができ、先に問題文を読む時間が与えられます。しかし全体的に問題を読む時間と回答する時間がそんなに長くありません。特に難易度の高い問題になってくると質問文も長くなり、聞く文章も5分ぐらい続くようなものになりますから、いかに早く問題を読み取り、どこをポイントに聴いていくかを見極めるかが重要。それができないと難題はけっこうキツいです。

失敗談1

1問目(Tarea1)は優しいはずです。本来ならば点も稼げる部分なのですが、私は問題文をじっくりきき、これだと思う答えを紙にメモしておき、後でまとめて回答しようと思ってました。しかし最後に回答する時間はほんのわずかしかなく、回答している途中にブチッと画面が切り替わってしまい次の問題(Terea2)へと進んでしまいました。5問稼げるうちの1問しか回答できず本当に本当にショックでした。はじめてのかた、回答するタイミングに気をつけてくださいね。

作文(EXPRESIÓN E INTERACCIÓN ESCRITAS・50分)

作文では大きな問題がふたつ出され、それぞれの問題の中でふたつのテーマの中から自分の回答したいものを選択します。1問目(Tarea1)はテーマを選ぶ時点で直感的にこっちがいいって思ったので問題なく進みました。
しかし2問目(Tarea2)はテーマを見てもどっちが答えられそうかなかなか自分で決められず、すごく悩んでしまいました(選択する時間も制限されています)。

失敗談2

次の画面へ進んで問題を見て、また前の選択画面に戻ることができるのかと思ったのですが、残念ながらテーマを選びなおす画面には戻ることができませんでした(Tarea1には戻れます)。しかたなく開いてしまったテーマを解くはめになり、結果ほどんど書けずに撃沈。それならせめてTarea1の作文を完ぺきなものにしようと、そちらに力を入れて60分待たずに終了。「Sigiente」を押せば終了できます。

ちなみに制限時間内に選択できなかった場合は勝手にテーマを選択されてしまいます

Tarea1では友達から来たメールに返信をするという問題で、テーマは旅行(得意分野!)。なのでもうここでポイント稼ぐしかありませんでした。Tarea2は知らない単語多発で問題すらほとんど覚えていません。難題に立ち向かうにはとにかくボキャブラリーを増やさなくてはいけないというのを痛感しました。

口頭(EXPRESIÓN E INTERACCIÓN ORALES・15〜20分)

口頭試験は画面に向かって独り言のようにつぶやき回答をします。その声は問題のつど録音します。試験が始まる前に録音状態の確認もありますので、問題なければそのままスタートです。

今回は幸いにも受験者が私一人のみだったので、思う存分独り言を唱えられる環境だったのですが、もし受験者が何人もいた場合、他の人が話しているのがまる聞こえです。
人によってはそれが気になってしまい、気が散ってしまう可能性も大いにあると思いますのでそのあたりは心の準備が必要かもしれません。私などは気が小さいので、もしとなりに会話の達者な人がいたら、気になって何も話せなくなってしまうかも…。そういった点ではこの試験はなかなか手ごわいです。

失敗談3

3問目(Tarea3)あたりで、聴解試験と同じように回答するテーマを選ぶ画面がでてきました。やはりここでもなかなか選択することができず悩みに悩み「よし、これなら答えられそう、こっちにしよう!」って選択した瞬間と、選択する制限時間が切れる瞬間が重なってしまい、画面がフリーズ・・・。

画面フリーズなので、試験時間のカウントも止まりました。スタッフの人を呼びに別室まで行き事情を説明。リロードなどいろいろやってもらったけど直らず、ページをログアウトして再度ログイン。するとフリーズしたときの画面に戻りました。

しかし!その瞬間からもうテーマが選択された状態になっていました。しかも私が決めたほうのテーマではなくもう一つの方が自動的に選択されており、録音もすでにスタートされてました。

もうここで頭の中まっ白になってパニックです。また問題読み直さなくちゃいけないし、録音時間だけがどんどん過ぎてゆき、ほとんど回答できませんでした。まだなんとか点を稼げそうなレベルだっただけに、ここでもショックが大きく意気消沈。口頭試験はなかばここであきらめました。

こんな事態になる人などそういないとは思いますが、テーマ選択はあまり悩みすぎないで直感で選ぶのが良いかと思います。

その後の問題はもう難しくて録音中も黙り込むことばかり。なんだか空しかったです。DELEのように面接官がいれば、問題がわからなかったらそれを素直に伝えるなどして間を持たせることができそうなもんですが、相手がパソコンだと何も言い訳もできず・・・結局黙り込んでしまいました。

試験で失敗しないために

DELEでも同じですが、作文と口頭はテーマによっては本当に難しい内容だったりします。なのでレベルが高い問題を解くにはスペイン語力以前に、日本語でも答えられるような想像力も必要だと思います。あとは聴解のところでも述べたようにスペイン語を早く読めるようになり、聞かれていることを早く理解する訓練も必要かと思います。

試験ガイドとモデル

SIELEの試験に申し込みをすると、マイページにログインすると試験ガイドのビデオを視聴することができ、試験モデルも体験できます。試験ガイドとモデルのビデオはそれぞれ30〜40分ぐらい、各技能ごとにあります。

ボリュームがあるので早いうちに対策としてしっかりと視聴しておくことをお勧めします。私は試験前夜にそれに気づいてしまい時遅し。すべてを視聴することはできませんでした。

それをしっかりと見ておけば、今回私が犯してしまったような失敗は防げるかもしれません。ちなみにビデオはすべてスペイン語で説明されています。なので完璧に理解するにはある程度のスペイン語力が必要かと思います。

さいごに

作文と口頭はもうボロボロでした。DELEだったらもう不合格確定で落ち込みまくっていたと思います。しかしSIELEのいいところは(逆に悪いとこでもある…?)どんなに出来が悪くてもきちんと採点され評価されます。高い受験料をどぶに捨ててしまうようなことはありません。そしてSIELEは技能ごとにも受験可能なので、もし口頭試験だけを挽回したければそれが可能なのです!はじめにグローバルを受験しておけば、その後は再受験の対策などもしやすくなりますね。

初回は失敗するのも覚悟で受験しみごとに当たって砕けました。でもここから落ちていかないよう、さらにスペイン語の勉強に励むためのいい機会になったと思っています。

SIELEホームページ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

スポンサーリンク